カポックは、台湾、中国南部が原産の常緑性低木です。

正しい呼び名は シェフレラといい、観葉植物として栽培されています。

カポック(シェフェレラ)は、ウコギ科に属している植物ですが、パンヤ科にもカポックノキと呼ばれている木があり、このふたつを混同しないように気をつける必要があります。

カポックはどんな環境でもよく育つため、とても人気のある観葉植物です。

観葉植物カポックの種類はどれくらいあるの?

観葉植物 カポック 種類

カポックには150ほどの種類があります。

ここでは特に人気のある品種を取り上げて、それぞれの特徴を説明します。

ホンコンカポック:丸い葉が特徴の最もポピュラーな品種です。単にカポックと呼ばれることもあります。白や黄色の斑がはいった品種をトリネッティと呼びます。白斑の入ったものは黄斑の入ったものより珍しいです。

レナータ:丸い葉の先がふたつあるいは3つに分かれている品種です。斑入りの場合はジェニーネとよばれています。

コンパクタ:コンパクタには、キングとクイーンの2種類があります。コンパクタ・キングは、笹のような葉が四方八方に広がります。コンパクタ・クイーンは、ホンコンカポックを小型にしたような丸い葉が印象的です。

スターシャイン:美しく珍しい品種です。葉は光沢のある暗緑色で細長く、葉脈が凸凹に波打っています。

アンガスティフォリア(ベヌローサ):つやのある細長い葉が特徴です。斑入りのものもあります。 寒さに弱いので冬は注意しましょう。

フカノキ:日本国内に自生しているカボックの仲間です。沖縄から九州にかけて生えています。

アラレア(ディジゴセカ):細長いギザギザした葉が特徴で、寒さが苦手です。

ブラッサイア:カボックの仲間では、葉の長さが最も大きく、20〜30センチメートルもあります。 アンブレラツリーと呼ばれることもあります。

カポックの花言葉とは!?

カポックには、「とても真面目」と「実直」という花言葉がついています。

どんな季節でも美しい緑色を保ち、 常に元気はつらつなのにどこか控えめで、そして横に葉を広げつつ幹も上へ真っ直ぐに伸びるというひたむきさを感じさせる性質が花言葉の由来となりました。

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観賞植物カポックの育て方について

カポックはどんな場所にも置くことができます。

本来は日当たりのよい場所が大好きなカボックですが、室内に置いても大丈夫です。

日陰に耐える力も強いし、環境への順応性も大きいからです

ただし日陰に置きっぱなしにしておくと、カポックはひょろ長く成長してしまうので、室内に置いている株は、どきどき外に出して太陽の光を浴びさせてやって下さい。

その方日光に当てた方が、カポックの葉の色つやも良くなります。

カポックは乾燥に強いので、水やりにはそれほど神経質になる必要はありません。

かえって水をやり過ぎると、根腐れを起こして枯れてしまう可能性があります。

土の様子を見ておいて、表面が白く乾いたらたっぷりと水をやるようにします。

鉢の水はけをよくするために、水やりのあとで受け皿にたまった水はすぐに捨ててください。

屋外に出す場合には、地面に直接置くのを避けて下さい。

春から夏にかけては、液体肥料を2週間に1回程度与えます。

室内で管理している場合には、冬でも新芽が出ることもありますが、そのときも肥料を与えます。

ただしカポックは肥料が良く効きます。

そのため株をあまり大きくしたくない場合は、肥料はひかえ目にして下さい。

屋外に置いている場合、夏の極端な高温には注意して下さい。

水やりは夕方から夜に行います。

午前中に水やりをすると、暑さで鉢の中が煮えてしまう可能性があり要注意です。

冬になって気温が5℃以下になったら成長が止まるので、水やりは控えめにします。

気温が0℃以下になると、葉先などが傷んで枯れ始めるので、室内に取り込むか温室(ある場合には)に移動させます。

またカボックは生育が旺盛なので、1〜2年の間同じ鉢で育てたら、ひとまわり大きな鉢へ植え替えるようにして下さい。

植え替えは春から夏の間に行うのが原則です。

カポックの剪定方法は!?

カポックを数年間育て続けると、何となく全体のバランスが悪くなったと感じるときがあるでしょう。

そんなときは剪定をして、形を整えてやる必要があります。

剪定の時期として最も適当なのは春です。

しかしそれ以外の時期でもかまいません。

カポックの鉢が室内に置いてあって一定の気温が保たれているのなら、年中剪定が可能です。

剪定そのものは、左右や上下のバランスを確認しながら伸びすぎた部分を切り揃えれば良いだけです。

株を思い切ってコンパクトにしたいときは、生育が盛んな春から夏の間に、株を10センチメートルから20センチメートルだけ残して、上の部分を切り戻ししてしまう方法があります。

切り戻しの後は脇芽が伸びて、きれいな形にまとまります。

カポックの挿し木の方法は!?

カポックは簡単に挿し木で増やすことができます。

わざわざ挿し木用に枝を切り取らないで、剪定の際に切り落とした枝を挿し木の苗に転用するのも良い方法です。

カボックから切り取った枝を10センチメートルから15センチメートルの長さにカットします。

発根しやすいように、切り口は斜めに切り落としておきます。

用意した枝を新しい清潔な土に挿して、土が乾燥しないようにしながら日陰で様子を見ます。

苗から根が出て新しい葉が生えてきたら、日当たりの良い場所に移して管理します。

観葉植物のカポックがかかる病気とは?

観葉植物 カポック 種類 病気

カポックには注意する必要のある病気はありません。

ただし害虫、特にハダニに注意すしなくてはなりません。

ハダニは葉の裏に寄生して養分を吸い取るため、葉の色が悪くなるだけでなく、ひどい場合には株そのものを枯らしてしまいます。

ハダニを見つけたときは、見つけ次第駆虫剤で駆除してしまいましょう。

ハダニは高温で乾燥した状態だと寄生しやすくなるので、葉の表だけでなく裏側にも霧吹きで水をかけてやるなどの対策で、予防するようにしましょう。

観葉植物カポックは猫にとって大丈夫なの?

カポックは室内に置くことができるため、猫がうっかり食べてしまっても大丈夫かと、猫を飼っている人は心配になるかもしれません。

大丈夫です。

カポックは猫にとっても毒ではありません。猫に有害な植物といえば、ユリ科やツツジ科の植物などが有名ですが、カポック(シェフレラ)の属する「ウコギ科」の植物が猫に有害だ、という情報はありません。

まとめ

カポックの正しい呼び名は「シェフレラ」です。

丈夫で寒さに強く、日陰でも大丈夫な上、管理が容易なので、「枯らすことの方が難しい」といわれるほど育てやすい観葉植物です。