「ドラセナ」は、リュウゼツラン科ドラセナ属に属する植物の総称です。

そのため、「ドラセナ」と名前の付いた植物は多く存在するし、観葉植物の世界でも同様です。

ここではバリエーションが豊富なドラセナという観葉植物について、どのようなものがあるか、それぞれのドラセナの特長は何かといったことを説明します。

観葉植物ドラセナの名前の由来って何!?

ドラセナ 名前 由来

「ドラセナ(Dracaena)」という名前は、ギリシア後の「ドラカイナ(メスの竜)」に由来しています。

なぜ竜が登場するかというと、傷つけると血のような赤い樹液が流れるドラセナのドラセナ・ドラコ(Dracaena draco)が「リュウケツジュ(竜血樹)」つまり「竜の血( Dragon’s Blood 、ドラゴンブラッド)の取れる木」と呼ばれるからです。

リュウケツジュの樹液を固めた、ルビーのような赤い樹脂は「竜血」と呼ばれ、かつては世界各地で貴重品として高額で取引されていました。

そして竜血は止血の外用薬から芳香剤までさまざまな目的に使われ、一種の万能薬として珍重されてきたそうです。

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ドラセナの花の特徴や花言葉は!?

十分に成長したドラセナの木には、花が咲くことがあります。

時期は決まっていません。

どんな季節に咲くとか、何年間隔で咲くとか、はっきりしたことがわからないのです。

ドラセナの花を見るチャンスはめったにないので、見るチャンスがやってきたらとても幸運なことなのかもしれません。

ドラセナの花は、品種によってまちまちです。

たとえば小さな花がポンポンのような形に集まって咲く品種もあれば、バナナのような形の花が咲く品種もあります。

色は白い品種やピンク色の種類などがあります。

「幸福の木」の別名を持つドラセナ・フラグランス ”マッサンゲアナ”の花は、強い香りを周囲にまき散らします。

このようなドラセナの花言葉は、ドラセナ全体に共通する花言葉とそれぞれの品種別の花言葉がそれぞれあります。

ドラセナ全体に共通する花言葉は「幸福」です。

これはもしかしたら、ドラセナ・フラグランス ”マッサンゲアナ”が「幸福の木」と呼ばれていることに関係があるのかもしれません。

また品種別の花言葉としては、ドラセナ・フラグランスには「幸福」に加えて「隠しきれない幸せ」、ドラセナ・コンシンネには「真実さ」、「ミリオンバンブー」としても有名なドラセナ・サンデリアーナは「開運」と「長寿」が、それぞれ知られています。

ドラセナの有名な種類の名前を紹介!

ドラセナ 名前 由来 種類

ドラセナ属には、さまざまな種類の観葉植物が含まれています。

その中でいくつかの有名な品種について紹介をすることにします。

【ドラセナ・フラグランス】

原産地はアフリカの熱帯地方です。

以前は「フラグランス」ではなく「デレメンシス」と呼ばれていました。

原産地の自然環境の中ではおよそ6メートルまで成長する大型のドラセナです。

ただし、鉢植えにして売られているものは、15センチメートルから高くても180センチメートルまでです。

「フラグランス」の名前は、花の香りが非常に強いことから付けられました。

和名も「匂千年木(ニオイセンネンボク)」と名付けられています。

ドラセナの花は、前述の通り不定期に咲きます。

そしてドラセナ・フラグランスの花はピンポン玉のように丸くまとまって咲くのが特長です。

ドラセナ・フラグランスには「リンデニー」「ヴィクトリア」「ゴールドコースト」などさまざまな品種が含まれています。

そのなかで最も人気がある品種は「幸福の木」の別名を持つマッサンゲアナです。

【ドラセナ・フラグランス “マッサンゲアナ”】

「幸福の木」という名前で流通しています。

「マッサンゲアナ」は日本で最もポピュラーなドラセナといえるでしょう。

マッサンゲアナは、ドラセナ・フラグランスの枝変わり(特定の枝だけが突然変異を起こすもの、芽条変異)で、葉の中央に来緑色の縦縞模様が入るのが特長です。

ハワイでは、この木を家の前に置くと幸せが訪れると伝えられているそうです。

実は本来の「幸福の木」はこのマッサンゲアナではありません。

ハワイではコルディリネ・ターミナリスという別の木のことを意味しています。

しかし、コルディリネ・ターミナリスは、日本の気候では育てるがむずかしいため、姿が似ているマッサンゲアナに「幸福の木」の名前を付けて流通、それがすっかり定着してしまいました。

【ドラセナ・コンシンネ】

原産地はアフリカのモーリシャス島です。

細長く剣のような葉が特長で、その縁は赤紫色になります。

花言葉は「真実さ」で、「真実の木」の別名があります。

比較的育てやすいドラセナで、机の上に置けるようなミニサイズから人の大きさ程度の高さまで成長させたロングサイズまでさまざまなドラセナ・コンシンネが流通しています。

ドラセナ・コンシンネには「ホワイトホリー(乳白色の斑が入る)」「トリカラー(緑黄赤のストライプ)」「レインボー(トリカラーより赤みがかっている)」など、いくつかの園芸種があって、それぞれ人気を集めています。

原産は熱帯アフリカ西部です。

光沢があって笹に似た形の葉を持つドラセナです。

葉の縁にキレイな白い縁取りが入るので、銀葉千年木(ギンヨウセンネンボク)という和名があります。

ほとんど枝分かれしないで真っ直ぐ上に伸びていくため、横方向にボリュームを出すことができず数本をまとめて植えた鉢物がよく出回ります。

また、葉を取り去り茎をむき出しにして、竹の幹ように加工したものを「ミリオンバンブー(開運竹、万年竹)」と呼んで、縁起物として飾ったり、贈り物にしたりします。

ドラセナ・サンデリアーナの茎は柔らかく、自由に加工しやすいので、数本のミリオンバンブーを互いに編み込んでみたり、好きな形に曲げるといったアレンジを加えたものも多く流通しています。

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まとめ

ドラセナについて、そして頭に「ドラセナ」が付く何種類かの観葉植物について、簡単な解説をまとめました。

同じドラセナであっても、リュウゼツラン科ドラセナ属の観葉植物はバラエティーに富んでいて、「これが同じドラセナ?」と疑問に感じる人が多いのではないかと感じます。

しかし、ドラセナ属共通の花言葉は「幸福」であり、個々のドラセナの花言葉も幸せな気分になるものや縁起の良いものが多いです。

このような意味で、ドラセナ全体が「ラッキーで縁起の良い植物の一群」であるといい切っても、おそらく間違いはないでしょう。