ドラセナは、アジアやアフリカの熱帯地方に自生するリュウゼツラン科ドラセナ属の常緑樹の総称です。

低木だけでもおよそ50種類、全体でおよそ160種類のドラセナが自生していて、さまざまなバリエーションがあります。

観葉植物として利用されるドラセナの種類もいろいろあります。

その中で最も有名なドラセナは、「幸福の木」と呼ばれているドラセナ・マッサンゲアナでしょう。

マッサンゲアナをはじめとするドラセナの仲間は、日陰に強く、また人間の居住環境に適応しやすいため室内インテリアとして人気があります。

ドラセナは上の方向へ真っすぐに伸びる傾向があります。

その上ドラセナは、育ちやすい植物です。

ドラセナがどんどん上へ伸びて、大きく成長すると困る場合は、定期的に切り戻しを繰り返すことで株を小さく保つことができます。

そして株を小さく保つときに切り取った枝や茎などは、挿し木によって比較的簡単に増やすことができます。

ここでは、ドラセナを増やすときの挿し木のやり方やその時にはどんな土を使用したら良いかなどドラセナと挿し木について、いろいろと説明します。

ドラセナの挿し木を行う時期はいつがベスト!?

ドラセナ 挿し木 方法

ドラセナの挿し木の最適期は、5月から6月です。

それは、次の理由によるものです。

ドラセナの挿し木が可能になる目安は「気温が20℃を越えること」です。

これを季節であらわすと、だいたい5月頃から9月頃までになります。

しかし真夏の7月から8月は暑すぎてドラセナが病原菌にさらされて腐りやすく、根が出る可能性が低くなるので避けた方が無難でしょう。

また9月以降になったら、ドラセナが根付いてから成長するまでの残り時間が短すぎるため十分に成長したドラセナを見るのは、翌年の春以降になります。

9月に挿し木を行うことも悪いことではありません。

しかし5月から6月の方が、やはり挿し木にはベストな時期だといえるでしょう。

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誰でもできる!ドラセナを挿し木で増やす方法・手順!

ドラセナの増やし方には、いくつかの方法があります。

しかしそのなかでも挿し木は園芸初心者の人にとっても最も簡単な方法なのでおすすめです。

ドラセナが成長期にはいった5月から6月にかけて、挿し木用培養土(市販のものでかまいません)とハサミ、それに培養土を入れる鉢があれば、挿し木を試すことができます。

同じ時期に伸びすぎた枝や茂りすぎた葉を整理するため切り戻し剪定を行うようにすると挿し木の素材になる元気な枝がたくさん得られるので、剪定の予定があれば同時に行うようにすることをすすめます。

実際の挿し木は、以下の手順に従って勧めます。

  • 挿し木を行うためには、まず枝を用意する必要があります。
  • 新芽のついた枝を、10センチメートルから15センチメートルの長さに切り取ります。
  • 枝を切り取った切り口を斜めにカットします。
  • 反対側は、葉を先端の3〜4枚だけ残して、すべて取り去ってしまいます。
  • 枝に残した葉を半分の大きさになるように、切り落としてしまいます。
  • 枝の切り口を、数時間水につけます。発根促進剤を使うのならこの段階で使います。
  • 鉢の中に土を入れます。だいたい容量の8割ほどです。
  • 鉢の土に指や割りばしを使って穴を空け、その穴に枝を挿します。
  • 挿し木が終わったら、土が乾かないようにたっぷりと水やりをして、鉢を日陰で管理します。

1〜2か月ほど経つ頃には、枝から根が生えて、新芽が芽吹いているはずです。

それを確認したら、新しい鉢を用意して、発芽・発根した枝を定植します。

これで新しい小さなドラセナの鉢ができあがりです。

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挿し木する土は何がいいの!?

挿し木を成功させるには、そのために適した土を選ぶ必要があります。

挿し木に敵した土には「病原菌がいない」「新しい」「粒度が小さく保水性が良い」「養分が少ない」といった条件があります。

ドラセナの切り口から病原菌が入って腐って発根に失敗する可能性を最小限にしなければならないからです

細かい知識がない場合、市販の「挿し木用の土」を使用すれば問題ありません。

しかし、上記の条件を満たす挿し木向きの土である、ピートモスやバーミキュライト、鹿沼土(かぬまつち)、赤玉土、パーライトなどの中から好みのものを配合して、自分独自の土を作るようにするのもよいでしょう。

ドラセナを水挿しで増やす方法とは!?

ドラセナ 挿し木 方法

ドラセナを増やす簡単な方法には、挿し木の他に「水挿し」という方法もあります。

これはドラセナの枝を、文字通り水に挿しておく方法です。

コップなどに水を入れて、その中に枝を斜めに切った側を水に入れて、時々水を替えて、じっと発根をするのを待つだけの方法です。

水挿しのときも枝の先に残した葉は、無駄な蒸散を防ぐために半分にカットしておいてください。

水挿しを続けて、枝が発根して新芽が芽吹くようになったら鉢上げをして、土に植え替えてください。

このとき、ずっと水の中に浸かっていたドラセナの根は、周囲の環境が水から突然土に変わったことでしばらくの間十分に水を吸い上げることができなくなって水切れ状態になり、元気がなくなることがあります。

しばらくは土の乾燥に気をつけるようにしてください。

まとめ

ドラセナの挿し木のやり方と水挿しのやり方を説明しました。

挿し木は、そして水挿しも、決してむずかしい方法ではないことがわかっていただけたのではないでしょうか。

挿し木はある意味、発根するまで、ドラセナと人間の根比べのような側面があります。

きちんと準備をして、良い環境のもとにおいても発根して挿し木が成功したかどうかがわかるまで1か月から2か月もかかるからです。

その間、挿し木の培養土の管理は続けないといけないし、中には発根に失敗する枝も出てくるでしょう。

まさに「根比べ」そのものです。

もしかしたら、透明な容器を使えば日々の発根の具合がよくわかる水挿しの方が、日々の励みには役立つかもしれません。

どちらの方法で試みても無事に発根し、新芽が成長していることに気がついたときには、喜びも大きなものになるのは間違いないでしょう。