観葉植物としてガジュマルが人気です。

ふたつとして同じ形がないユニークな形に加え、水やりと日当たりさえ気をつけていれば育てやすいこと。

春から秋の成長期にぐんぐんと成長するスピード、それに加えて幹からどんどん気根を伸ばしていく形の変化の面白さといったことを考えると、この人気は当然かもしれません。

ここではこのガジュマルについて、基本的なトピックを簡単にまとめて紹介します。

観葉植物ガジュマルの特徴とは!?

ガジュマル 観葉植物 大きさ

ガジュマルは熱帯から亜熱帯にかけて分布する常緑性の樹木で、学名を” Ficus microcarpa(フィカス・ミクロカルパ)”といいます。

ガジュマルという名前は日本独自につけられたものです。

”Ficus(フィカス)”という名前からもわかるように、ガジュマルはインドゴムノキ”Ficus elastica(フィカス・エラスティカ)”の仲間です。

観葉植物として同じように人気の高いフィカス・ウンベラータやベンジャミンも同じゴムノキの仲間です。

これらの仲間に共通するのは、枝を折ると白い樹液がにじみ出ることです。

ガジュマルの特徴は、土の下で支える根の他に、幹の途中から地面に向かって、気根(きこん)と呼ばれる根を次々と伸ばすことです。

気根は地面に達すると太くなって、ガジュマルを支える支柱根となります。

地植えのガジュマルは気根や支柱根が特に多く、独特の不思議な雰囲気を作り出します。

熱帯の自生地に生える古いガジュマルの木のなかには高さ20メートルになるものもあります。

日本には、鹿児島県沖永良部島の小学校の校庭に、樹齢100年を越える「日本一のガジュマル」が植えられています。

沖縄には、ガジュマルの古木には「キジムナー」と呼ばれる子供の姿の火の精霊が住んでいるという伝説があります。

このキジムナーはたくさんの幸せをもたらしてくれるといわれていて、ガジュマルには「多幸の木」という呼び名もあるほどです。

東南アジアの観光地では、ガジュマルが樹木や周囲の建物をおおいつくした姿を見ることができます。

その最も代表的なのが、カンボジアのアンコールワットで、古い遺跡とガジュマル一体化した独特の風景が展開されています。

沖縄や台湾や東南アジアの国々では、ガジュマルが街路樹としても使われています。

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ガジュマルの大きさは!?

自生地で自然の状態で生えているガジュマルの場合、成長すると20メートルの高さまで達します。

しかし、私たちが日本(沖縄のような熱帯地方を除く)で普通に芽にするガジュマルはずっと小ぶりな鉢に植えられたインテリアグリーンとしてのガジュマルです。

インテリアグリーンとしてのガジュマルは、大きさもさまざまです。

高さ20センチメートルくらいのミニサイズから、高さ2メートル以上もあり飾り場所に困りそうなものまで、さまざまなサイズがそろっています。

ガジュマルのような観葉植物の大きさは、普通植えてある植木鉢のサイズ(号数)で区別されます。

鉢の号数に3センチメートルをかけると、その植木鉢の大きさを把握することができます。

たとえば4合鉢なら直径と高さが3×4=12センチメートル、5合鉢なら3×5=15センチメートル、6合鉢なら3×6=18センチです。

ただし実際にガジュマルを選ぶ場合には、鉢のサイズだけに注目するのではなく、樹形の大きさや美しさ、そしてその大きさが植えられている鉢のサイズとバランスがとれているかというポイントを確認するようにしましょう。

観葉植物ガジュマルに花は咲くの!?

ガジュマル 観葉植物 大きさ 花

いつも緑の葉をつけていて花は咲かないというイメージの強いガジュマルですが、ガジュマルも植物である以上、花を咲かせます。

ガジュマルは春になると1センチメートルほどの赤い実をつけますが、実はこの「実」の中に花が咲いているのです。

花そのものは実の中に隠れていて、外からは見ることはできません。

これを花嚢(かのう)タイプの花といいます。

イチジクコバチなどの特殊な虫が花嚢にもぐり込んで受粉を助けます。

そして野生の鳥がこの赤い実を食べ、種は消化されないまま鳥と共に遠くまで旅をして、やがて糞(ふん)と共に落下し、未知の場所で発芽して新しい木が育ちます。

ただ残念なことに、ガジュマルの受粉を助ける特殊なコバチ類は、ガジュマルの自生地の近くにしかいません。

そのため日本のほとんどの地域では、種を採取して自分で実性のガジュマルを栽培することは、あまり期待できません。

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観葉植物ガジュマルの販売している平均価格はいくら?

ガジュマルは100均で売っている小さいおもちゃのようなグリーンから、見事に育ったひと株数万円もする希少種のパンダガジュマルまで、値段も品質もさまざまです。

最も小さくて安価なものといえば、100均のガジュマルです。

それ以外でで最も安いのは、2号や3号の鉢に植えられたもので500円前後です。

これくらいの大きさの鉢では根詰まりが激しくなっているはずだから、自分で気に入った4号鉢を入手して、買ったらすぐ植え替えてもよいかもしれません。

一方、最も大きなサイズのものは10合鉢に1.6メートルくらいで大体1万円台後半、ただし希少種のパンダガジュマルは同じサイズのものでもいくらか高価になります。

ガジュマルの苗のボリュームゾーンは、だいたい3,000円から4,000円くらいです。

おしゃれな陶器鉢にガジュマルを植え込んだ製品が多いようです。

まとめ

ガジュマルについて、特徴、大きさ、花の付き方、市販されているもののサイズや価格帯などの最も基礎的な情報について紹介しました。

ユニークな形と「キジムナー」という妖精の伝説、耐陰性があって室内でも育てられること、大きさやデザインがバラエティに富んでいることなどガジュマルにはさまざまな魅力があります。

ガジュマルを育ててみようという場合は、100均からホームセンター、園芸専門店にネットショップといったようにさまざまな場所でお気に入りの苗を探すことができます。

無理して高価なガジュマルを購入する必要はありません。

夏のガジュマルの成長のスピードははやく、上手に育てれば1年で20センチメートルぐらい伸びることもあるようです。

小さなガジュマルを大切に育てて、自分だけの大きなガジュマルにしてみませんか?