アイビーにはたくさんの品種があります。

特にヘデラ・へリックスと呼ばれているイングリッシュアイビー(セイヨウキヅタ)は非常に改良が進んでいて、たくさんの園芸品種が市場に出回っています。

斑入りのものも数多く含まれています。

いったい斑入り品種にはどのようなものがあって、それらをどのように育てたらよいのでしょうか?

アイビーの斑入の品種をご紹介!

アイビー 斑入り 品種

まずアイビーの代表的な斑入り品種を紹介することにします。

【ヘデラ・カナリエンシス ’バリエガータ’(Hedera canariensis ‘Variegata’)】

カナリ−アイビー(オカメキヅタ)の斑入り品種がこのヘデラ・カナリエンシス ‘バリエガータ’です。

冬に気温が0℃以下になったら紅葉するという性質を持っています。

生命力が強くてどんな場所でも丈夫に育つうえ、緑と白のマーブル模様が美しいため、いろいろな場所で緑地帯やグランドカバーや壁面緑化のために使われています。

バリエガータは、大きさが20センチメートルもあるボリュームのある葉が特徴の品種です。

後述のヘデラ・へリックス ’グレイシャー‘と混同してしまいそうですが、グレイシャーの方はこのバリエガータに比べて、葉のサイズがずっと小さいです。

【ヘデラ・へリックス ’グレイシャー’(Hedera helix ’Glacier’)】

イングリッシュアイビーの白斑入り品種の代表格です。

ちなみにグレイシャー(Glacier)には「氷河 」という意味があるとか。

深い緑色の葉に白い斑が不規則に入っているのがトレードマークです。

グレイシャーは、ツルが絡む力が強いため、壁を登らせたり広い面をおおったりするのに向いています。

そのため学校などの公共施設や家の壁などを這わせてあるのを、見かけることが多いアイビーです。

【ヘデラ・へリックス ’ゴールドチャイルド’(Hedera helix ’Goldchild’)】

緑の葉に入る斑の色が黄金色をしているのが、最大の特徴であり魅力です。

【ヘデラ・へリックス ’バタフライ’(Hedera helix ’Butterfly’)】

グリーンと白斑が混ざりあった少し長めの葉が、まるで羽を広げた蝶の羽のように見えます。

斑はランダムに入っているので、一枚ごとに雰囲気が異なっているのが特徴です。

【ヘデラ・へリックス ’アリス’(Hedera helix ’Alice’)】

小ぶりな緑の葉にクリーム色の斑がランダムに入っているので、愛らしくて表情豊かです。

【ヘデラ・へリックス ’デルバータ’(Hedera helix ‘Dealbata’)】

デルバータの葉は、最初はクリーム色の斑が入っているのに、成長するにつれてそれが緑に変化して行きます。

そのため葉先はクリーム色なのに、株元に行くにつれて緑になるグラデーションが生まれます。

少し不思議な感じもします。

【ヘデラ・へリックス ’セシリア’(Hedera helix ‘Caecilia’)】

色鮮やかな緑の葉に白斑がはっきりと浮き出ています。

「アイビーの女王」とも呼ばれています。

【ヘデラ・へリックス ’エヴァ’(Hedera helix ‘Eva’)】

斑入りの尖った葉が、さわやかで可愛らしい印象を与える人気者です。

【ヘデラ・へリックス ’コリブリ’(Hedera helix ‘Kolibri’)】

緑の葉に黄色や白の斑が散らばっていて大変美しいです。

どんなにたくさん育てても、同じ模様が絶対にあらわれないという、驚きの魅力があります。

【ヘデラ・へリックス ’リトルダイアモンド’(Hedera helix ’Little Diamond’)】

小ぶりで、トランプのダイヤのようなひし形の葉が特徴です。

葉の周囲をおおうように白斑が入っています。

スポンサードリンク

班入りのアイビーの種類の育て方や注意点は!?

アイビー 斑入り 品種 洗面

アイビーは対暑性、耐寒性に優れた植物なので、日本の気候のもとでは地植えにしても鉢植えにしても、簡単に育てることができます。

乾燥にも強いので地植えのアイビーは、真夏以外は水やりが必要ないほどです。(鉢植えの場合は、土が乾いたころを見計らって水を与える必要があります。)

耐陰性にも優れているので、人工的な照明だけが頼りのトイレや洗面所などにも置くことが可能です。

ただし、斑入りのものは単色ものより少しだけデリケートなので、日光の当て方には気を付けなければなりません。

午前中に、日が当たる程度の半日陰で育てるのが理想的です。

斑入りのものは、夏の強い日差しにまともに当ててしまうと、葉焼けを起こしてしまう可能性が高いので注意が必要です。

それなら建物の北側のような、完全な日陰で育てればよいのかというと、それも問題です。

耐陰性があるので特に問題なく成長するのは間違いないですが、徒長しやすい上、日照不足だとせっかくの斑がきれいに出てきません。

ある程度は日光が当たる場所に地植えするか、鉢を置くことが必要です。

しかもアイビーはどんな種類であってもよく葉が茂るので、風通しの悪い所では蒸れてしまう可能性があります。

できるだけ風通しを良くしてやる工夫も考えなければなりません。

スポンサードリンク

班入りのアイビーの先祖返りってどんな状態なの!?

アイビーは何かのきっかけで、突然先祖返りを起こすことがあるようです。

「先祖返り」とは品種改良を重ねて作り上げた植物が、何かのダメージを受けて、突然当初の状態に戻ってしまうことをいいます。

一度先祖返りをしたら、元の状態(品種改良を重ねた状態)に戻すことは二度とできません。

アイビーの、特に斑入りのものが先祖返りを起こすと、斑が消えてしまうことが多いようです。

このような場合、先祖返りを起こした部分を取り除いて、これ以上繁殖させないようにしなければなりません。

まとめ

アイビーの斑入り品種の代表的なものを紹介すると共に、育て方の注意、特に斑入りの品種に起こりやすい「先祖返り」という現象についての説明を行いました。

アイビーには500以上の品種があるといわれているので、ここで紹介した以外にも、魅力的な斑入りの品種がたくさん存在しているはずです。

ぜひとも特別なお気に入りを見つけて、栽培してみたいものです。