アイビー、特にイングリッシュアイビーのさまざまな品種は、鉢に植えて楽しむのが一般的です。

インテリアグリーンとしてアイビーを室内で育てることもあるし、耐陰性があるおかげでアイビーはそのような環境にも順応してくれます。

しかし、アイビーの楽しみ方はそれだけではありません。

庭のフェンスや壁一面をアイビーの緑でいっぱいにしようと考える人は少なくありません。

アイビーを手のかからないグランドカバーとして使ってみたいというニーズだって存在しています。

この場合は、アイビーの苗を庭などに地植えをすることになります。

アイビーはもともと丈夫で順応性の高い植物なので自己流で適当に地植えをしてもひょっとしたら大丈夫かもしれません。

しかしそれでも地植え特有の問題、気をつけないと行けない注意点など知っておいた方が安心できる事柄がいろいろと存在します。

アイビーの地植えでの育て方!上手な地植えのやり方は?

アイビー 地植え 育て方

アイビーを地植えにしようとする際には、元肥を与えるところから作業をはじめます。

植える場所の土を、4〜5センチメートルくらいまで穴を掘って、その底に観葉植物用の緩効性化成肥料をばら撒いて薄く土をかけます。

アイビーの苗の根が肥料に直接接触すると、根が傷んでしまうので、土をかけることを絶対に忘れないようにして下さい。

次に育苗ポットから苗を抜きます。

根が詰まっているなら、ほぐしてから植えるようにします。

根をほぐした時は土が沈むので周囲に入れる土は多めにします。

ひとつの育苗ポットに幼い苗が数株まとまって入っていたら、ひとつひとつばらばらに分けてから植えるようにします。

苗を植えた後は、たっぷりと水をやって下さい。

地植えした苗には、原則としてこれ以上水をやる必要はありません。

晴天が長期間続いて水不足になりそうだと判断したときだけ、水やりをすれば十分です。

冬はアイビーの成長が止まるので、それさえも不要なほどです。

地植えにしたアイビーをフェンスや壁に登らせようとする場合、自分では登ろうとしないので注意して下さい。

アイビーの苗が根着いてある程度茎が伸びて来たら、フェンスなど目指す場所に誘導する必要があります。

もしアイビーをどこかの壁に登らせようとしているのなら、アイビーは強い根を楔(くさび)のように差し込んで壁をのぼって行くことを覚えていて下さい。

もし後で思い直してアイビーを引き剥がした場合には、根が汚い跡になって残るので、気をつけましょう。

注意しないといないのは、アイビーを地植えする際には風通しが良くて、直射日光が絶対に当たらない、明るい日陰に植えるようにすることです。

春や秋のように日光が穏やかに植物を照らす季節であれば、日なたでも問題ありません。

しかし真夏にぎらぎらする直射日光がまともにアイビーに当たるようだと、葉にダメージを負って枯れやすくなってしまうことも考えられます。

特に、斑入りの品種はそうでないものに比べて直射日光によるダメージを負いやすいようです。

しかもそれとは逆に、斑入りのものを完全に日光が当たらない場所で育てると、せっかくの美しい模様が消えてしまう傾向があります。

斑入り品種は特に植える場所を選ぶので、気を付けるようにして下さい。

スポンサードリンク

地植えの時期はいつがベストなの!?

アイビーを地植えにするなら春から秋(4月から10月まで)の間、いつでも植え付けをすることが可能です。

しかしアイビーにとってベストなのは、ある程度暖かくなってきた時期、すなわちアイビーの成長が始まる時期です。

このようなタイミングをねらって、苗の地植えをすることにしたいものです。

住んでいる地域によって、地植えの適期にはずれが生じます。

温暖な気候の地域なら、3月下旬から4月上旬、北国で春が遅い地域なら5月上旬に苗を植えるのがベストです。

関東地方なら、4月中旬から5月初旬くらいが、アイビーの地植えに最適な時期になるはずです。

地植えの間隔はどれくらい!?

アイビーを地植えにするとすごい勢いで伸び広がっていきます。

植えるときには、苗同士の間隔をしっかり空けておかないと隣り合った苗が互いに密に絡み合いながら成長するので、風通しなどの面で問題が生じるかもしれません。

地植えをするときには、アイビーの苗同士の間隔は30センチメートルがひとつの目安になります。

これくらい苗の間隔を空ければ隣同士の苗がじゃまし合うこともなくアイビーの苗のスムーズな成長のためには十分でしょう。

30センチメートルより短い間隔で苗を植えていくと、互いに枝や茎本体が絡み合って枝同士の間隔も密になってしまいます。

その結果、風通しが悪くなって内部で株が蒸れてしまうかもしれません。

さらにひどい場合には、病虫害が発生してせっかく育ったアイビーに被害を与えます。

状態がさらにひどい場合、滅多にないことだと考えますが、せっかく植えたアイビーが枯れてしまう可能性も考えられます。

スポンサードリンク

北海道でのアイビーの地植えは可能なの!?

アイビー 地植え 育て方 冬

アイビーは気温0℃以上なら屋外で越冬可能といわれています。

鉢植えのアイビーなら冬になって霜が降りる前にアイビーを植えた鉢を室内に取り込むようにするのが一般的です。

冬の気温が零下になるのが当たり前の北海道では、アイビーの地植えは無理だろうと考えるのが当然かもしれません。

しかし、実際は違います。

アイビーは北海道で地植えをしても丈夫に育つし元気に冬越しをします。

少なくとも函館のあたりでは大丈夫です。

旭川のような北の地域でも地植えのアイビーが元気に育っているようです。

アイビーは人間が想像するよりたくましく、寒い地域でも十分に適応して成長することだけは間違いなさそうです。

まとめ

アイビーを地植えにする際のやり方や主な注意点などを紹介しました。

アイビーは、じょうぶで適応性のある植物なので、室内で鉢植えやハイドロカルチャーで育てて楽しむだけでは少々もったいない面があります。

グランドカバーにしたり、フェンス一面に這わせたりする目的で、戸外で地植えにすることが、可能だからです。

地植えの際に気をつけないといけないことは、室内で育てる場合に気をつけないといけないことと少し異なっています。

しかし大半は共通しています。

共通していない点の方が少ないくらいです。

守るべきルールさえ守っている限り、アイビーはとても強い植物です。

寒さの厳しい北海道でも元気に冬越しをするほど丈夫です。