アイビーはウコギ科キヅタ属の常緑のツル性植物です。

色も形も多種多様で、全部で500種類以上の品種があります。

また日照不足や水不足の状態でも成長することが可能なほど強く、雑草並みの生命力に満ちあふれているのも特徴です。

アイビーは長いツルに生える細い根を利用して、地面だけでなくあらゆる場所にしっかりと根を張り、互いに絡み合いながら、ときには壁一面をおおってしまうこともあります。

プロ野球阪神タイガースのホームグランドであり、春夏の高校野球の会場である甲子園球場も、かつてアイビーでおおわれていることで有名でした。(現在は改修工事後、再び植えられたアイビーが少しずつ育っていることでしょう。)

観葉植物アイビーの名前の意味とは!?

アイビー 植物 花言葉

アイビーは「キヅタ」の別名で呼ばれています。

学名の「ヘデラ」で呼ばれることもあります。

アイビーにはたくさんの種類がありますが、日本でアイビーと呼ばれているものの多くは「セイヨウキヅタ」という種類です。

アイビー(別名ヘデラ(Hedera))は「座る、葉が密生する」という意味を持つギリシャ語の “hedra” や、「しがみつく」という意味を持つラテン語の ”haerer” に由来しています。

どちらも、アイビーのしげる様子をよく表していることばです。

アイビーの英語名は!?

アイビーの英語のつづりは “Ivy” です。

もしかしたら「アイビーリーグ(the Ivy League)」という単語を反射的に思い出す人もいるかもしれません。

実はアイビーとアイビーリーグいうことばに間には、切っても離れない関係があるのです。

アイビーリーグは、アメリカ北東部にある8つの名門私立大学(ハーバード大学・ブラウン大学・コロンビア大学・コーネル大学・ダートマス大学・ペンシルバニア大学・プリンストン大学・イェール大学)をあらわす名称です。

なぜこの8大学にアイビーが関係するかというと、すべての大学がそれぞれ長い歴史を持っていて、それを校舎にツタ(アイビー)が絡まるほど古いということばで示しているのです。

日本的な表現を使うと「苔生す(こけむす)」ということばが一番近いのかもしれません。

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観葉植物アイビーの花言葉は!?

アイビーには、いくつかの花言葉が存在しています。

まず「永遠の愛」というロマンチックなことばです。

中世のヨーロッパ時代より、この花言葉は広く知られていました。

そのせいかギリシャでは婚約の際に、女性から男性にアイビーを贈る習慣があるそうです。

この「永遠の愛」とおおいに関係する「結婚」も、花言葉に含まれます。

アイビーは、欧米はもちろん日本でも、花嫁のブーケや会場のフラワーアレンジメントなど、結婚式の飾りや大切なアクセントとして、しばしば利用される植物です。

そして、愛とニュアンスが近いことばである、長く続く「友情」や、愛と友情に不可欠な「誠実」も、アイビーの花言葉です。

これらと少し意味が異なるのですが、永遠と似た意味を持つ「不滅」も花言葉のひとつです。

アイビーの花言葉の由来は!?

アイビーの花言葉のうち「永遠の愛」は、アイビーが暑さにも寒さにも枯れることがなく、いつまでも成長を続けることに由来しています。

「枯れない愛」つまり「永遠の愛」というわけです。

「結婚」という花言葉は、ギリシャ神話のなかでアイビーが結婚をつかさどる女神の祭壇飾りに使われていたことに由来しています。

「友情」という花言葉は、アイビーが互いにしっかりと絡みつきながら伸びていく姿を友情の強いきずなにたとえたものです。

「誠実」は、アイビーが地面や建物の壁などにしっかりと根を生やしながら地道に自然に誠実に生きる様子に由来したものです。

そして残った「不滅」という花言葉は、アイビーが強くたくましくいつでも緑の葉を茂らせて決して枯れることがないエネルギーの象徴となっていることを不滅ということばで表現したものです。

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アイビーの英語での花言葉は!?

”Ivy(アイビー)” の英語での花言葉には、日本語の花言葉と共通するものもあれば異なるものもあります。

日本語の花言葉と共通するのは  “Marriage(結婚)”と “Friendship(友情)” です。

その一方、日本語と異なっていて英語だけに存在するのは ”Fidelity(忠実、貞節)” と “Wedded love(夫婦愛)” のふたつの花言葉です。

日本語の場合と同じ「結婚」と「友情」が含まれていることはとても興味深いことです。

しかし、残るふたつも同じように長く続く愛にちなんだことばです。

”Fidelity(忠実、貞節)” は、結婚相手に貞節を守る、あるいは友情を結んだ相手に忠実である、といった意味で使われます。

これは、アイビーのつるが一度何かに絡んだら離さないほどしっかり絡みつくことに由来しています。

”Wedded love(夫婦愛)” も一度結びついたものが決して離れずに成長を続けるアイビーの姿に夫婦の理想像を重ねたものです。

アイビーには怖い花言葉の意味もある!?

アイビー 植物 花言葉 意味

実は、アイビーの花言葉には一瞬ぎくりとするような意味を持つものがもうひとつ含まれています。

それは「死んでも離れない」というものです。

この花言葉をそのまま解釈すると、異常な嫉妬心やストーカーにつながってしまうようで少し怖くなります。

「死んでも離れない」という花言葉は、実は「永遠の愛」や「友情」とよく似ています。

どちらも、つるを伸ばしながら互いにしっかりと絡みあったアイビーの姿にもとづいているからです。

またアイビーはたとえ葉が枯れてしまっても、つると根はしっかりとそこに張り付いたままです。

まさに「死んでも離れない」状態です。

言い方を変えれば「死んでも、生まれ変わっても、永久に一緒にいたい」という強い思いをあらわすことばにもなります。

決して恐ろしい否定的な意味のことばというわけでもありません。

しかしながら、この「強すぎる愛」「しつこい愛」をあらわす花言葉をうとましく思うに違いない相手にアイビーを贈るのは避ける方が良いことも間違いなさそうです。

まとめ

アイビーの花言葉は「永遠の愛」「結婚」「友情」「誠実」「忠実」「夫婦愛」「不滅」といったものです。

中には「死んでも離さない」という強烈で少々恐ろしいものまで含まれています。

アイビーは、一度どこかに絡み付いたら互いにしっかり結びついて離れません。

この性質がすべてこれらの花言葉に由来しています。

日本語・英語を問わずアイビーは、永久に結びついて絶対に離れない「何か」の象徴として扱われているのです。