ユッカの仲間は50種類ほどありますが、それぞれユニークな美しさがあるため観賞用に栽培されるものも多くあります。

ユッカの仲間は丈夫で育てやすいため観葉植物初心者にも人気が高く、贈り物としてもよく利用されています。

観葉植物「ユッカ」の育て方!

ユッカ 観葉植物 育て方

ユッカは日当たりの良さを特に好みます。

耐陰性があるので日陰や室内など日の当たらない場所でも育ってくれますが、日当たりが悪い場所に置いておくと葉付きが悪く、生えても細くて弱々しいものになってしまいます。

たとえ室内で管理するとしても、レースのカーテンのかかった窓際など日光が差し込みやすい場所にユッカの株を置くようにしましょう。

屋外だとマンションのベランダもユッカを育てるのに良い場所ですが、コンクリートの床にじかに置かないようにする必要があります。

じかに置くと、真夏のコンクリートの照り返しがそのまま伝わって、鉢の土温度が想像以上に高くなってしまうからです。

そのため適当な台を用意して、コンクリートと直接接触しないようにするなど、工夫を重ねてユッカが少しでも居心地が良くなるように、工夫をしてみましょう。

水やりは、ユッカが成長する春から秋と、休眠時期にはいる冬との間でやり方を変える必要があります。

春から秋の間は、土の表面が乾燥したら、たっぷりと水を与えるようにします。

鉢底から水があふれるのを目安として、たっぷりと与えるようにしましょう。

ただし、ユッカは乾燥に非常に強いという特徴があるので、水を与えすぎて根腐れを起こさないように注意しましょう。

水やりの間隔は、様子をみながら微調整するようにして下さい。

指で土を掘ってみたり割りばしを土に突き刺してみたりして、土の乾き具合を確認してから水を与えるタイミングを決めるのも良い考えです。

一方、秋の終わりからユッカの活動が除々に鈍くなり真冬の休止期間に入ります。

冬はユッカが活動を休止しているので、水やりは土が乾いてから4〜5日後を目安とします。

それに加えて霧吹きで葉水(はみず)をこまめに吹きかけるようにしたら、真冬でも葉を元気に色つやよく保つことができます。

ユッカの土は、水はけのよいものを選択すれば、特に問題は生じません。

市販の観葉植物の土をそのまま使ってもかまいません。

肥料は春から秋の間だけ、1か月に1回の割合で緩行性肥料を与えるか、10日に1回の割合で薄い液肥を与えれば十分です。

ただし既に鉢植えの状態になっている株を園芸店などで購入した場合、既に肥料を与えられた状態で販売されているのが普通なので、次の植え替えまで追肥は必要ありません。

ユッカに肥料を与えすぎても、それで株が枯れることはありませんが、葉の成長の勢いがよくなりすぎて姿が乱れて不格好になってしまいます。

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ユッカの植え替え方法や時期は!?

ユッカは2年か3年に1回は植え替えるようにします。

春から秋の間ならいつでも植え替えは可能です。

ただし、水はけが急に悪くなったり、鉢底から根が出てきたりしたら即座に植え替えの必要があります。

冬になる前にできるだけ早く植え替えるようにしょう。

ひとまわり大きな鉢を用意して、鉢から抜いた元株の土を払い、根が黒く変色している部分を切り落とし、新しい土に植え替えます。

このとき固形の化成肥料を混ぜておけば、しばらく追肥の必要がなくなります。

ユッカの剪定方法や時期は!?

ユッカのような観葉植物の場合、剪定に関してそれほど神経質になる必要はありません。

痛んだ葉を見つけたら、忘れないうちに痛んだ部分を切り落としてしまいまします。

葉が密集しすぎていると感じたら、数枚の葉を根元から切り落として間引きをします。

枝が間のびしていると感じたら、その枝を元から切り落とします。

幹が間延びしていると感じたり、ユッカの背丈を低くしたいときには、希望する位置で幹を切り落とします。

剪定を行う時期についても、飛び出した葉や余分な細い枝を切り落とす程度だったら冬場を以外はいつ行ってもかまいません。

ただし幹を切ったり太い枝を切ったりする場合は、ユッカに与えるダメージが大きいため、株が一番元気な5月から6月のはじめの時期に行うのがベストです。

また太い枝や幹を剪定する場合、普通の剪定バサミでは無理なのでのこぎりなどを準備するのを忘れないでください。

幹や枝を切って大きな切り口ができた場合は、癒合剤(ゆごうざい)を塗るようにします。

癒合剤を使うことで、幹や枝の切り口が塞がってしまう前に病虫害に侵入されるのを防ぐ働きがあります。

ユッカの増やし方!挿し木の方法とは!?

ユッカは、挿し木あるいは幹押しで増やすことができます。

作業は、株の成長期である5月から9月までに行います。

挿し木と幹押しの違いは、素材の準備の方法だけであとは共通しています。

ユッカを増やすためには、剪定で切り落とした枝や幹を流用すると効率的です。

挿し木の素材は、樹皮を付けたまま根元からえぐりとるように切り取ったわき芽です。

幹押しの素材は、幹を好きな長さに切ったものです。

土に挿さない側の切り口には癒合剤を塗っておきます。

葉が付いていたら、下葉は取り去っておきます。

後は、清潔な培養土に枝あるいは幹を挿して、土が乾かないように明るい日陰で管理すると1〜2か月ほどで発根します。

根がしっかりと生えたら、鉢に一本ずつ鉢に植え付けます。

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ユッカが枯れる原因や対策法とは!?

ユッカ 観葉植物 育て方 対策

ユッカは育て方を間違うと、葉が変色して枯れはじめます。

ユッカが枯れる原因は日当たりや風通しといった環境の問題か、害虫の発生によるものです。

ユッカは湿気に弱いため、水やり後いつまでも土が湿っていると根腐れを起こしてしまいます。

水は、土が十分に乾いた後にたっぷりと与えるようにして下さい。

軽い根腐を起こしただけなら、一度しっかり乾燥させれば回復する可能性があります。

ただし重症の根腐れが発生した場合には、株を掘り起こして根の腐った部分を取り去って、新しい土に植えなおして様子をみるより他に手段がなくなります。

また水やりの方法を誤っていなくても、日当たりや風通しの悪い場所にユッカの鉢を置いていると、やはり株が弱って根腐れを起こしてしまう可能性があります。

ユッカの鉢の置き場所には注意して下さい。

できるだけ日当たりがよくて風通しの良い場所を探して鉢を置くようにします。

ただし、いくら日当たりが良いとはいっても、真夏の直射日光、特に強い西日はユッカにとって刺激が強すぎます。

葉が直射日光で変色してしまいます。(これを「葉焼け」といいます。)

葉焼けを起こさないためには、ユッカの鉢を明るく風通しの良い日陰に置くようにして下さい。

ユッカに発生する虫の種類や駆除方法は?

ユッカが枯れそうになったり葉が変色したりする理由として、病害虫の影響も考えられます。

ユッカに害を与える害虫はいく種類か考えられますが、特に問題になるのはハダニとカイガラムシです。

葉がかすれたように白くなって元気がなくなったら、ハダニが寄生している可能性があります。

ユッカの葉が枯れ始めたとき葉の裏や芽、そして根元などに小さな虫がいたらもしかするとカイガラムシかもしれません。

ハダニ、そして若いカイガラムシも殺虫剤で退治できます。

ただカイガラムシは成虫になってしまうと硬い殻に守られて薬剤が効かない場合もあり、そのような場合は歯ブラシなどでていねいにこすり落としていきます。

ハダニは乾燥した環境で発生しやすいので薬剤をまいて退治できた後は、霧吹きでこまめに葉水を与えることで予防することができます。

一方カイガラムシは、狭く湿って風通しの悪い場所が大好きです。

したがってできるだけ風通しの良い場所にユッカの鉢を移動させるようにして、すこしでもカイガラムシの居心地を悪くするようにしましょう。

まとめ

ユッカは根が多肉質で乾燥に強い植物です。

ユッカの仲間は丈夫で育てやすいのですが、それでも気を付けばならないポイントがいくつかあります。

ユッカはできるだけ日の当たるところで育てるようにします。(ただし耐陰性があるエエレファンティペス(青年の木)のような品種もあります。)

春から秋は鉢土が乾いてきたら水を与え、冬は土を乾かし気味に育てます。

ハダニの予防も兼ねて、葉水をこまめにあげるとユッカを健康に保つことができます。