観葉植物として、さまざまなシダ類が流通しています。

自生するシダ植物の中には大きく成長するものがあります。

しかし観葉植物として流通しているものは、大きくても1メートルぐらいまでです。

ミニサイズのシダも販売されていて、その中でもアジアンタムは人気です。

シダ系の観葉植物の種類とは!?

シダ 観葉植物 種類

シダ植物とは、さまざまな種属の植物が混ざった総称です。

世界には、シダ植物が約 1 万種もあるといわれています。

そのため単にシダ植物といっても、品種はさまざまで、見た目の特徴も異なります。

共通する特徴は、種や花をつけずに胞子によって株を増やすことです。

以下に、代表的なシダ系の観葉植物をいくつか紹介します。

【アジアンタム】

アジアンタムの仲間は世界の温帯から熱帯地域にかけ約200種類あります。

アジアンタムの魅力は、繊細な感じがする薄く小さい葉です。

葉の薄さのおかげで乾燥と寒さにとても弱いので、冬は室内に取り込んだほうが良いでしょう。

【タマシダ】

タマシダは4億年前から存在している、といわれている植物です。

海岸や崖など、やや乾燥気味で日当たりの良い場所に群生しています。

【ツディ】

ツディはタマシマの仲間である、西洋タマシダの園芸種のひとつです。

高さ30センチメートルほどで、色鮮やかで波打つように見える葉が特徴です。

【トキワシノブ】

トキワシノブの最大の特徴は、着生植物であるということです。

着生植物は土に根をはらずに、他の植物や石などあらゆるものにくっついて成長していきます。

着生生物であるトキワシノブを鉢植えで育てるには、コケや水分の多い土を利用します。

鉢の中でいろいろとユニークな形に仕立てることができるので、トキワノブは盆栽としても親しまれています。

【クサソテツ(コゴメ、カンソウ、ガンソウ)】

クサソテツの若い芽は「コゴミ」といって、山菜として親しまれています。

食べられる山野草というわけですが、大きく成長させ観葉植物としても楽しむこともできます。

【プリテス(イノモトソウ)】

プテリスには世界に300ほどの種類ほどがあり、日本にも自生しています。

プテリスとして一般に売られているのは、細長く小ぶりの葉が茂って、ハンギングにも向いている「アルポリネアタ」という種類です。

【ハートファン】

ハートファンの特徴は、葉の形がハート型であることです。

ただし水が切れると葉が端から丸まってしまい、きれいなハート型がだいなしになるので要注意です。

【アスプレニウム】

アスプレニウムは熱帯から寒帯にまで幅広く分布しています。

世界には700種類ほどのアスプレニウムがあり、日本にもオオタニワタリなど、約30品種が自生しています。

いろいろな品種が市場に出回っていますが、どれも大きな葉が太い葉脈に支えられて広がっているのが特徴です。

【リュウビンタイ】

リュウビンタイは大型のシダ類で、葉は1mほどの長さになります。

古い葉が落ちた痕が黒褐色の塊状になるのが特徴で、この塊から葉が数枚出てきます。

ゴツゴツした株元と、熱帯植物のような葉、ゼンマイのように渦状に伸びる新芽は恐竜の生きていた時代の植物をどことなく連想させます。

【ビカクシダ(コウモリラン)】

ビカクシダの仲間は、樹木や岩などに付着して生育する着生シダです。

ビカクシダを漢字で書くと「麋角羊歯」となります。

このうち「麋」はオオジカを意味し、シカの角のような姿の葉を持つことが名前の由来です。

コウモリが羽を広げたような姿にも見えるので、コウモリランの別名もあります。

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シダ系観葉植物の育て方!増やし方はどうするの!?

シダ系観葉植物の育て方は、それほどむずかしくはありません。

品種にもよりますが、シダ類は比較的丈夫な植物です。

シダ類は高温多湿の明るい日陰を好み、直射日光のもとでは葉焼けしてしまいます。

それどころか、お風呂場やトイレのような薄暗い場所でも元気に生育する品種もあります。

シダ類はほとんど肥料を必要としません。

むしろ与えすぎによる肥料焼けによって株が弱ってしまう方が心配です。

春から秋(梅雨や盛夏の時期を除く)に薄めた液肥を月1回程度与えるだけで、十分です。

観葉植物につきものの剪定も、それほど必要としません。

一般にシダ類の成長のスピードは、ゆっくりだからです。

なんとなく大きくなりすぎた、何となく形が崩れてきたと感じた時点で少しだけカットする程度で十分です。

シダ系観葉植物を増やしたいときには、株分けを行います。

シダは胞子で増えていきます。

シダ類は種子を作らないし、挿し木でも増えてくれません。

株を鉢から抜き出して、2〜3株に分けて、植え直したら完了です。

土は市販の観葉植物の土で問題ありません。

株分け後2週間は、新しい株を日陰で管理して、定着してきたら通常の環境に戻します。

株分けは、株の植え替えの時期にあわせて行うとより効率的です。

シダ類も成長につれて鉢の中が根でいっぱいになるので、2年から3年に1回は、植え替えが必要になるからです。

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シダ系観葉植物の水やりの仕方は!?

シダ系観葉植物は、基本的に高温多湿の環境が大好きです。

しかし水やりをひんぱんに行いすぎて土が常に濡れている状態にしてしまったら根腐れをおこしてしまう可能性があります。

「土の表面が乾いてからたっぷりと水をやる」を基本としながら観葉植物の状態をよく確認して、水やりのタイミングを微調整するようにしましょう。

水をやり過ぎる代わりに葉に霧吹きで水をかける葉水(はみず)をひんぱんに行って水分を補ってやると株が元気に育ちます。

シダ系観葉植物が枯れる原因と対策法とは!?

シダ 観葉植物 種類

シダ系観葉植物が枯れてしまう原因の多くが水不足によるものです。

シダ系観葉植物は、一般に高温多湿が大好きだからです。

厳しい日本の夏にぴったりと思う人も多いのではないでしょうか?

しかし室内に置くことの多い観葉植物では、多少事情は違います。

エアコンは空気を冷やすだけでなく、空気を乾燥させてしまうからです。

乾燥が原因の場合、水が切れると株は一気に弱ってしまいます。

シダ系観葉植物の鉢をエアコンが十分に効いた部屋に置く場合、水やりに気をつけないといけません。

定期的に行う葉水はシダ系観葉植物の水分を補う手段としてとても効果的です。

まとめ

シダ類は大昔から変わらない姿で生きています。

そしてミニサイズに改良されたシダ系観葉所植物は、水切れさえ注意すれば初心者にも育てやすくなっています。

シダ系植物には独自の存在感があるし、豊富な種類の中からお気に入りのひと株を選ぶこともできます。

室内にも安心して飾れる植物なので、アイデア次第でおもしろい演出も可能です。